top of page
Psychoanalysis
精神分析は,一定の曜日と時間を設定して,週4回または5回の頻度で,カウチを用いておこないます。
継続的な精神分析を開始する前に4回程度のアセスメント面接をおこないます。そこで具体的にお話を伺い,これまでの経緯や状況を含めて,どのような問題を抱えておられるのかを精神分析的な視点で理解していきます。そして,それには精神分析が適切と思われるか,あるいは他の方法がよいのかを考えていきます。アセスメントには,心理検査を用いることもあります。これから精神分析を始めるにあたり,丁寧にアセスメントすることを大切にしたいと考えております。
精神分析の進め方として,自由連想法というものがあります。これは,セッション中に頭に思い浮かんだことを何でもそのままお話していただく方法です。何を話すかをあらかじめ考えておくことや頭の中を整理してお話いただく必要ありません。自由にお話していただくことで,日常私たちがいつの間にか抑えていて気づきにくいこと(無意識)に近づきやすくなります。目が覚めていながら夢をみることに近い,縛られないこころの状態とも言えるでしょう。そういったこころのやりとりを共にすることによって,自分らしく生きられるようになると考えています。
数回で解決する短期的な方法ではなく,年単位での取り組みになることをお考えください。専門家として研修を積んだセラピストとの精神分析という体験を,高頻度で繰り返し積み重ねていくことで,こころの中に変化が生じていきます。他のひとと顔を会わせない個人オフィスという空間ですので,より安心できるプライベートな体験となるでしょう。
なお,医療機関を受診されている方は,まずは主治医とご相談いただき,なるべく紹介状を持っていらしてください。
bottom of page